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樹の種類

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樹の種類

スギ

スギ

スギ(杉、Cryptomeria japonica)は、ヒノキ科(スギ科 Taxodiaceae とすることもある)スギ属の常緑針葉樹である。

材は比較的軽軟で切削その他の加工が容易であり、利用範囲も広いので古来より重要な木材として重宝され、曲物などで使用されてきた。温かみのある木目の美しさを生かし装飾用建築材として床柱・柱・天井板・鴨居・長押・欄間・羽目板・腰板・戸障子・垂木・軒桁等に利用されている。フローリングとして使った場合は、温かみを感じることができるが比較的柔らかな為衝撃に対しての凹みや傷がつきやすい。
■比重:0.38

ヒノキ

ヒノキ

ヒノキ(檜、桧、学名:Chamaecyparis obtusa)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。人工林として多く植栽されている。

ヒノキは、日本では建材として最高品質のものとされる。加工が容易な上に緻密で狂いがなく、日本人好みの強い芳香を長期にわたって発する。法隆寺の金堂・五重塔に使われたヒノキは1,300年を超える。一般家庭でも多く使われ、特に和式の様式を持った建築物に高級材として使用される。 フローリングとして使った場合は杉よりも堅い為、傷がつくことは少なくなる。
■比重:0.41~0.45

桜

サクラ(桜)は、バラ科サクラ亜科サクラ属(Prunus, Cerasus)の落葉樹の総称。

木材としては硬く冷たい部類で、湿気には比較的強い。木目には乏しいが、節の周囲にはメイプルや栃に似た杢目がでることもある。無垢テーブル板や比較的高級なフローリング材として使用される。彫刻にも用いられる。建築業界や家具業界において安価である樺を樺桜あるいは単に桜と称して一種として流通させることがある。これによる混同を避けるために本来の桜を地桜と呼ぶこともある。
■比重:0.60

カバ

カバ

カバノキ属(カバノキぞく、学名:Betula)は、カバノキ科の1属。カバ・カンバ(樺)、カバノキ(樺の木)などと総称する。木材としてはしばしばカバザクラ(樺桜)、あるいは単にサクラ(桜)とも呼ぶ。

木目の美しさでは桜や楢に劣るが、比較的安価であるので家具やフローリング材に、楢や桜の代用品として使用される。廉価な商品に使われることが多い。濃い目の塗装してウオルナットやチークの代用品としてもよく使用される。
■比重:0.50~0.69

メープル

メープル

カエデ(槭、槭樹、楓)とはカエデ科(APG植物分類体系ではムクロジ科に含める)カエデ属 (Acer) の木の総称。

カエデは木材として用いられ、その際にはメイプル(メープル)材と呼ばれることが多い。メイプル材は、ハードメイプルとソフトメイプルに分けられる。ハードメイプルはソフトメイプルよりも25%硬いとされる。

<ハードメイプル>
サトウカエデのこと。北米、カナダ産出。重硬で肌目は緻密で衝撃にも強い。心材は硬く、辺材が用いられることが多い。鳥眼目(バーズアイ・メイプル)が現れることがある。建築材、家具、ボウリングのレーンやピン・楽器・バット(バリー・ボンズが使いはじめたことにより広まった)に使用される。
■比重:0.70

<ソフトメイプル>
レッドメイプル・シルバーメイプル・ボックスエルダーなどの総称。加工性が良く、狂いも少ないが虫害に弱い。用途はハードメイプルとほぼ同じ。
■比重は:0.54

チーク

チーク

候地方に分布する。材質は堅く、伸縮率が小さく、水に強いので、船舶・家具などの用材や建築材として広く使用される。「チーク」という名前はインド南部ケーララ州の言葉マラヤーラム語の「thekku」に由来する。「チークノキ」とも。

チークはマホガニーと並ぶ優良高級材として様々な用途に用いられる銘木である。材質は堅く強靭で耐久性があり、病害虫にも強い。天然の油成分があって、オイルやニスで手入れしなくても耐久性がある。加工も容易で、よく乾燥させた場合は伸縮率が小さく、家具に向く。水にも強いので、甲板・内装などの船舶用材や建築材として広く使用される。高価であるため、薄くスライスして突き板の表面材にも用いられる。天然の古木から切り出されたチーク材は特に耐久性があるが、大変に高価である。継続供給を目指して植林が行われている。輸出元はほとんどがインドネシアとミャンマーである。

材は重硬で水や湿気などの耐久性が有り、シロアリなどの無害にも強い。
年月が経つとロウ状の成分が出て色の深みが増し、落ち着いた色合いになる。
■比重は:0.57~0.69

ナラ(オーク)

オーク

ナラ(楢)とは、ブナ科(Quercoideae)コナラ亜科(Quercoideae)コナラ属(Quercus)コナラ亜属(subgenesis Quercus) のうち、落葉性の広葉樹の総称。 英語名 オーク oak。

オーク(英:oak、独:Eiche、仏:chene)はブナ科 コナラ属(学名:Quercus)の植物の総称。落葉樹であるナラ(楢)と常緑樹であるカシ(樫)の総称。

加工しやすい種が多く、ヨーロッパや北アメリカでは家具やフローリング(床材)、ウィスキーやワインの樽の材料などに広く使われる。木肌は中程度から粗めの堅い木材で、木目がはっきりし、特に柾目面にはそれが美しい模様として現れる。また、虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋を連想させる模様が現れることも特徴。材木用としてヨーロッパ原産のヨーロッパナラなど落葉性のナラ類が代表的である。日本のミズナラ材はこのヨーロッパナラに匹敵する材質をもつ高級オーク材である。
材は重硬でフローリングに使用する場合傷がつきにくい。
■比重は:0.67

パイン

パイン

ヨーロッパアカマツ(学名:Pinus sylvestris)は、ヨーロッパからアジアの、イギリス、スペインから東はシベリア、南はコーカサス山脈、北はラップランドにかけて分布するマツの1種である。

一般建築用材、造船用材等として使われるほか、建具、家具、造作材、箱、船舶材,杭などの土木材,電柱、梱包材など。杭木、電柱などアカマツと同様な用途があるが、大径で形質がよいので、より高く評価される。良質のものは指物や特殊家具に。パルプ用材(とくに包装用紙用)としても重要な木材で、合板への利用も増えている。保存処理をして、鉄道の枕木や電柱などにも使われる。樹木は公園樹、街路樹、盆栽、シンボルツリー、クリスマスツリーなどに、エキスを抽出されたものはアロマに利用されている。 レッドウッド 日本への輸入が 増加しており、欧米の市場名「レッドウッド」として流通している。心材が赤褐色~黄赤色でレッドウッドと呼ばれるのはそのためである。しかし米国産のレッドウッドは別種。以前はレッドウッドと言えば米国産の木材を指していた。また、レッドウッド(欧州アカマツ)に対しスプルースのような淡色の木材をホワイトウッドと呼んで取扱うことが多い。
■比重は:0.47

タモ

タモ

ヤチダモ(谷地梻、学名:Fraxinus mandshurica)は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。単にタモともいう。

家具や装飾材、日常器具の材料として利用されるほか、合板の材料にも用いられる。 また硬質で弾力性に富むため、野球のバットやテニスのラケットに使用される素材でもある。 木目がはっきりとしている為、フローリングや窓枠、カウンター等に使用される。
■比重:0.65

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